ゴキブリは卵をどこに産む
そんなすごい繁殖力を持つゴキブリはその卵を一体どこに産むのか、それを把握できたら先手を打ってその場所を掃除して予防することができます。
ゴキブリは基本的に産んだ卵鞘を腹の部分にしばらくつけたままにします。
そしてゴキブリに取って最適な場所に運び産み付けます。
湿気が多い場所や、熱が逃げにくいところになります。
家の中の具体的なところで言うと、キッチンのシンク下や冷蔵庫裏、新聞紙や雑誌の間等に産み付けます。
観葉植物の葉の裏なんかにも運ぶことがあります。
比較的卵は見落としがちで、気にしなければ大掃除のときにしか見ないようなところにあったりします。
ただ、一週間に一回上記にあげたところを確認すれば、最悪の事態は避けられます。
ゴキブリはふんをしますが、そのふんからフェロモンが出ており、他のゴキブリを呼び寄せることがあります。
見た目は小さく、ふんだと判別がつきづらいのですが、悪臭がします。
ただ、必ず素手では触らないようにしてください。
ふんには多くのサルモネラ菌等があり、細菌に感染する可能性が高いです。
そしてふんが大量にあったり、悪臭が異常に強い場合には、ゴキブリの巣があるかもしれません。
その場合は、業者を呼んで撤去してもらうのが一番です。
ゴキブリの卵を発見したらどうしたらいいの?
それだけ気をつけないといけないゴキブリの卵を、見つけたらどうしたらいいのでしょうか?
ゴキブリを駆除するときは、バルサンなどを使ったりもしますが、ゴキブリの卵鞘は硬いためバルサンは卵の中には届かず、効果は見込めません。
ただ、親のゴキブリが卵鞘をお腹につけていた場合は、そのまま卵を落とすので、まずはバルサンを使うのも1つの手です。
卵は大きくはありませんが、黒いカプセル状のものなので、似たようなものが家にない限りは、恐らくすぐにわかると思います。
そして卵に関しては、外に捨ててもらって大丈夫です。
ただ、また帰ってくると怖い、世に放たれるのが嫌だ、という方に関しては、沸騰した(に近い温度)のお湯をかけてしまってください。
ゴキブリに対してお湯が有効なのであるように卵に対しても有効です。
1つ注意点は、卵を見つけた時に乾燥してしまっていた場合です。
その状態になっているということは、もうすでに卵は孵ってしまっています。
その時はいさぎよくバルサン等、成虫を駆除するものを使いましょう。
またゴキブリは冬になると行動しなくなり、卵のままで冬を過ごそうとします。
そして、温度が10度以下になるとゴキブリは繁殖能力がなくなります。
さらに5度以下になると卵も永眠します。
その時が狙い目となります。成虫のように動き回らない状態で、暖かい場所に留まります。
そこで、冷蔵庫の裏や新聞紙の間など、温度が高く保たれるところを冬の間にくまなく探し、処理することで、漏れなく駆除してしまうことが可能です。
ゴキブリと2度と出会わないようにするには、繁殖させないように意識することが非常に重要となります。
しっかり上記のことを頭に入れて、ゴキブリに出くわした時に冷静に処理できるようにしましょう。
ゴキブリの卵の処理の方法
ゴキブリの卵を家の中で見つけた時の安全で確実な処理の方法
一匹ですら怖いゴキブリの卵を見つけてしまったとき、どう処理したらいいのかパニックになりますよね。
窓を開けていて入ってきただけなら、数分で安心を得ることができますが、卵があった場合にはそうはいきません。
よく1匹のゴキブリを見たら100匹はいると思え、と言われていますが、それって実際に本当のことはどうなのでしょうか?
ゴキブリの卵1つの中には、おおよそ20〜40匹のゴキブリがいます。
チャバネゴキブリの場合、だいたい4回くらい産卵をします。
ということは、単純に一匹で200匹、1つの卵からそれぞれ40匹生まれたとしたら、1匹から256万匹まで増えることになります。
もはや数字だけで恐怖を覚えます。
これが生きた化石と呼ばれるくらいに生存してきた生命体たる所以なのか、繁殖力は本当に侮れません。
この数字は、生まれたゴキブリが全て家の中で産んだ場合になりますので、そんな溢れかえる状況にはなりません。
1つの卵が孵るだけで大惨事になることには間違いありません。
卵から孵化するまでの期間はチャバネゴキブリで遅くても1ヶ月以内、クロゴキブリの場合はおよそ1ヶ月から1ヶ月半の間に孵化します。
見つけたタイミングが、産卵したタイミングとは限らないので迅速な対応が要求されます。